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中国の法律精神を伝える

2010-03-09 13:04:00     cri    





















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WTO貿易紛争上告機構の裁判官、張月姣氏への独占インタビュー

 2007年11月、WTOは貿易紛争の最終裁判権を持つ上告機構の裁判官に、中国の国際貿易法のベテラン専門家張月姣(66)氏を任命しました。2008年6月1日、張月姣氏は正式に就任し、WTOは初の中国女性裁判官を迎えました。任期は4年です。  

 およそ2年間にわたるWTO裁判官の仕事に対して、張月姣氏は、「他の裁判官たちと一緒に仕事ができるチャンスに恵まれ、とても光栄です。この場を通じて、中国法律界の見識と仕事への取り組みをWTOにもたらすことができます。WTOに関わる国際的な貿易紛争を処理し、完全に独立し、ルールに基いた国際貿易体制を構築することに、できる限りの貢献をしていきたいと思っています」と語りました。

 WTO紛争解決制度の上告機構裁判官は、貿易法分野において、国際社会に認められた最も権威ある専門家です。その主な仕事は、WTO加盟国が紛争解決制度専門家チームの報告に対して、不服を申し立て上告した案件について、法律条項の解釈を行い、その加盟国の貿易措置がWTOの法律或はWTO加盟時に行った確約に違反しているかどうかを判断し、最終的な裁決を行うことです。張月姣氏によりますと、就任してからこの2年間、仕事はジュネーブと中国を、行き来しています。とても忙しい張さんですが、定年後の自分が国に貢献できることに満足しているようです。張月姣氏は、「私の仕事、及び法律に対する分析・研究を通じて、ほかの裁判官は中国の台頭や、中国の法整備、及び中国が国際貿易法分野に寄与してきたことを理解することができます。以前は、一部の人は中国の法律があまり分からなかったものです。私は中国の国際貿易法の専門家として、彼らに中国の対外貿易関係法律の制定や、国際公約条約を実施する政策などを紹介し、客観的かつ積極的な役割があると思います」と述べました。

 張月姣氏は1944年、吉林省生まれ。1968年、フランスのハンナ大学卒業後、アメリカのジョージタウン大学法学研究科、コロンビア大学法学研究科で学び、修士課程を修了しました。中国の対外経済に関する主要機関で活躍し、貿易関係だけでなく、知的財産に関する法律など、多くの法律の起草にも携わりました。これほどのキャリアを持つ張月姣氏ですが、成功のコツを聞かれた際、「向上心と絶え間ない学習にあるのではないか」と示しました。張月姣氏は、「『インテリ』と呼ばれる女性には様々な試練があります。家庭や結婚、同僚など、各方面の関係だけでなく、仕事と生活の両立という問題があります。私は家族に支えられていることに、とても感謝しています。女性は大人になって、さらにグローバルな人材になるためには、自信と向上心をもって、絶えず努力しなければならないと思います」と語りました。

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