アメリカのオバマ大統領は22日、新しい医療制度改革案を発表しました。オバマ政権の提唱した医療改革計画が国会で挫折したあと、今回の新しい医改革案が発表されたことは、この改革の行き詰まり打開に向けたオバマ大統領の重要な努力だと見られています。

　ホワイトハウスの公式サイトに発表されたこの改革案は、医療改革に関する上下両院の意見の食い違いを一部補い、医療改革に対する共和党の一部提案を取入れています。

　この新しい改革案は、いまの医療保険に加入していない3100万人以上のアメリカ人に医療保険を与え、この改革実施の最初の10年間に政府予算の赤字を1000億ドル少なくし、そのあとの10年間に、政府予算の赤字を1兆ドル少なくすることを目指しています。

　また、この改革案は「医療保険料管理局」の設置を提案し、保険会社の保険料政策の実施を監督します。この機構は、各保険会社の保険料の調整を監督し評価でき、不合理的な保険料の引上げ計画を認めない権利を持つということです。（02/23　翻訳者：Lin）