WHO・世界保健機関が18日に発表した報告によりますと、今年1年、AH1N1型のソ連型とAH3N2型の香港型、そして、B型の3種類のインフルエンザが北半球で流行する恐れがあるということです。

　そのため、WHOはこの3種類のインフルエンザの株を従来の季節性のインフルエンザワクチンに組み入れたワクチンを製造するよう北半球諸国に呼びかけています。

　WHOのインフルエンザ問題の幹事長特別顧問である福田敬二氏はこの日、「各国の衛生部門が3種類のインフルエンザウイルスを用いたワクチンの製造方法を各自決定する。3種類のウイルスの株を同じワクチンに組み入れることもできるし、異なる3種類のワクチンを製造することもできる」と述べました。（Katsu/田中）