中国外務省の何亜非次官は北京で9日、「アメリカの台湾への兵器輸出は中国の国家安全や台湾海峡情勢の平和と安定を損なうことから、中国はこれに断固として反対する」と強調しました。
何亜非次官は、「ブッシュ政権が2008年10月に承認した台湾へのパトリオット・ミサイルの輸出計画を、ロッキード・マーティン社が実施することをアメリカ政府がこのほど認めたことに、中国政府は厳正な申し入れを行った」と述べました。
何亜非次官は、また「オバマ政権が始まってから、双方の努力によって、両国関係は安定した発展を見せた。これは容易なことではなく、大切にすべきものだ。台湾問題は中米関係の中で最も重要、かつ敏感な核心問題である。中国の利益を尊重し、台湾への兵器輸出を停止し、中米協力の大局を損なわないようアメリカ政府に強く求める」と述べました。(藍)
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