現地時間の19日、ベルギーのヘルマン・ファンロンパウ首相が新基本条約で創設される欧州理事会常任議長(大統領)に、英国出身で欧州委員会通商担当のキャサリン・アシュトン氏が外務・安全保障上級代表(外相)に選出されました。
欧州連合(EU)の加盟27カ国の指導者たちはブリュッセルで臨時首脳会議を開き、欧州理事会常任議長と外務・安全保障上級代表を選出しました。欧州理事会常任議長の選出は、既存の輪番制の議長制度に替わり、12月1日から発効するEUの新憲法、『リスボン条約』に基づくものです。任期は2年半、EU内部の協調をはかり、国際舞台でEUを代表することが主な役割です。
なお、議長に当選したファンロンパウ首相は、就任後ベルギー首相を辞任するとのことです。
外務・安全保障上級代表の任期は5年で、選出されたキャサリン・アシュトン氏は、任期終了となったソラナEU共通外相の仕事を受け継ぎます。(恂訳)
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