中国国家統計局の盛来運報道官は北京で11日、「10月のマクロ経済のデータから見れば、今年の8%成長率を実現することに対する自信が強くなった」と明らかにしました。

　盛来運報道官は「第1に、工業生産が引き続き加速している。第2に、投資が迅速な成長を保っている。第3に、市場と住民の消費は勢いよく成長している。第4に、輸出もますます好転してきている。また、企業の利益と収入も絶えず向上している。これらデータから見れば、経済成長の原動力は強くなり、その基礎も固まっていることが分かった。そのため、今年は8％の成長目標を実現するのに問題ない」と述べました。

　また、盛来運報道官は「中国の経済運営は依然として不安定な要素とリスクを抱えている。外部の環境から見ても、主な経済体の状況は好転しつつあるにも関わらず、まだ問題が残っている。例えば、失業率が依然として高く、収入は下落し続けている。また、国内で見れば、中国の経済構造の問題は根本的に解決されていない。国民経済の安定した成長を確保するために、中国は積極的な財政政策と適度な通貨緩和政策を実施していく」と語りました。（Katsu/村田）