ロシアのセルゲイ・リャブコフ副外務相は26日、記者のインタビューに対して、イランが研究用の原子炉に必要な濃縮ウランの生産に関する計画を受け入れるよう期待を示しました。

　アメリカやロシア、フランスとイランの代表は21日、IAEA・国際原子力機関のエル・バラダイ事務局長の意見に合意し、イランの核施設に対して査察を行うことにしました。合意によると、イランは研究用の原子炉に必要な高純度の濃縮ウランを自ら生産せずに、他の国で生産されることになっています。エル・バラダイ事務局長はこの計画案について23日までに合意できるよう求めていました。

　リャブコフ副外務相は「ロシアは高純度の濃縮ウランを生産する能力を持っている。この面では技術的な問題はない」と語りました。（翻訳：ZHL）