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FAO報告書、「経済危機で世界食糧安全が悪化」

2009-10-15 14:36:59     cri    
 FAO・国際連合食糧農業機関が14日、ローマ本部で報告書を発表しました。その中で、「世界経済危機は世界、とりわけ、発展途上国の食料安全に極めて大きな圧力と影響をもたらした。これに対応するため、世界食糧システムの改革をいち早く行うべきだ」と述べています。

 報告書によりますと、今年の飢餓人口が過去最高の10億2000万人に達したのは、今回の食糧危機と経済危機の2つの危機が発生したことにより、以前から存在していた飢餓人口の増加に拍車がかかったためだということです。

 また、食糧安全の情勢が悪化した原因については、農作物の収穫高の減少によるものではなく、世界経済危機の発生後、発展途上国の輸出収入や外国からの投資および援助が減少し、就業率と所得が減少したからだと強調しています。

 さらに、現在、財政が圧力に直面している中、各国政府は農業への投資を引き続き拡大し、健全な食糧安全体制を確立することが必要であるとの見解を示しています。(翻訳:トウエンカ)

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