およそ100の国から集まった代表らが26日、ニューヨークの国連本部で会議を開き、世界の食糧安全問題について話し合いました。
この会議は、国連のパン・ギムン事務総長とアメリカのクリントン国務長官が主宰しました。
パン・ギムン事務総長は、「食糧安全は人々の生活を支える基盤である。世界全体では食糧が足りているのにもかかわらず、依然として10億人が飢餓状態にある。これは見過ごしてはいけない」と強調した上で、「食糧危機を解決するには、世界各国の多国間の承諾が必要だ」と強調しました。
クリントン国務長官は、国際社会が食糧危機の解決にあたり、重要となる5つの分野を示しました。①農業器具への投資と開発、および零細農家を対象とした新しい保険品種を開発すること、②農民の主体となっている女性を重点的に支援すること、③国家、地域、また、世界といった3つのレベルにおける連携をはかること、④国際機関を活用し融資を行うこと、⑤承諾や責任を持続的に履行すること。(朱丹陽)
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