国連アジア太平洋経済社会委員会(ESCAP)の第65回大会の閣僚会議が27日、バンコクで開かれ、農業と食糧安全問題を重点に議論しました。

　国連のノエリーン・ヘイザー事務次長は開幕式で「失業率の増加、収入の減少、食糧価格の高騰によって、当面の経済危機が食糧危機へと進化している。アジア太平洋地域は世界で食糧に困っている人口が最も多い地域だ」として、各加盟国が地域貿易と一体化を通じて、経済発展を速め、社会保障を整備し、持続可能な発展を推進するよう呼びかけました。

　タイのアピッシ首相が開幕式に出席し、ESCAPがアジア太平洋地域の人々の食糧需要を満たす上で大きな役割を果たしたと評価しました。（翻訳:ヒガシ）