イギリス政府は10日、食糧安全について初めての評価報告書を発表し、「世界の気候変動は食糧の種類や栽培方式と地域などに影響をもたらすため、対応策をいち早く取るべきだ」と指摘しました。

　この報告書はイギリス環境•食糧•農村地域省(DEFRA)によって発表されたものです。それによりますと、国際市場の供給関係と価格の変動はイギリスに影響を及ぼし、イギリスが直面している食糧安全問題はすでに世界的問題になったということです。

　さらに、DEFRAのヒラリー•ベン環境相は「食糧安全を守るため、我々は今後の食糧の生産と消費について、改めて考えなければならない」と述べました。また、「持続可能な発展を実現するため、我々は食糧生産に関わる気候や土地、水など自然資源を守るよう」と国際社会に呼びかけました。（翻訳：万兵/謝香雲（実習）　チェック：吉田）