世界的な食料問題を話し合う主要８カ国（Ｇ８）の農相会合が１8から20日、イタリア北部のトレビーゾで開かれています。国際的な食料安全保障と食品安全が今回の会合の主な議題です。

　また、この会合では、飢餓と貧困を撲滅し、浪費と投機的行為に反対し、農業の持続可能な発展を強化すると同時に、食糧の増産などについても検討します。

　今回の会合について、イタリアのルーカ・ザイア農林政策相は当日メディアに対し、「金融危機を抜け出し、食糧安全保障体制を見出すために、参加各国は発展途上国と先進国がともに努力することを望んでいる」と述べると同時に、「人々に安全で質の高い食品を提供すべきだ」と強調したあと、さらに、「今回の農相会合は新世紀の農業発展に対する青写真となる。決議案は今年7月に行われるG８サミットに提出することになる」と語りました。