アメリカのミッチェル中東問題担当特使は18日、中東での訪問を終えました。今回の訪問は、国連総会期間中の米・イスラエル・パレスチナによる三者会談開催に向けての最後の動きと見られていますが、焦点となったユダヤ人入植地拡大の凍結問題については合意に達しませんでした。
訪問期間中、ミッチェル特使はイスラエルのネタニヤフ首相と4回にわたって会談したということです。
一方、18日、ミッチェル特使はパレスチナ自治政府のアッバス議長とも会談しました。会談後の記者会見によると、ミッチェル特使は会談の中で、「アメリカとイスラエルは、ヨルダン川西岸でのユダヤ人入植地拡大凍結について、合意できなかった」とアッバス議長に伝えたということです。これに対し、アッバス議長は「パレスチナはこの問題に対する折衷案を認めない。イスラエルはすべての入植地拡大をやめなければならない」と強調しました。(翻訳:コオリ・ミン)
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