中国の呉思科中東問題特使は21日、カイロでエジプトのアブルゲイト外相と会談し、中東地域の当面の情勢や、チャンスや困難、及び和平プロセス推進における各国の立場などの問題について意見を交換しました。

　呉思科特使は「中東問題特使に就任して以来、中東地域の国を訪問するのはこれが初めてである。今回の訪問を通じて、中国の指導者、そして政府と人民の中東問題への関心と重視を伝えると共に、関係各方面と直接連絡を取り、常に交流して、中東問題を進展させるために努力していきたい」と述べました。

　これに対して、アブルゲイト外相は中東和平プロセスで中国が果たした役割を評価したうえで、呉思科特使と中国政府がさらに大きな役割を発揮してほしいとの考えを示しました。（Katsu/大澤）