シリア外務省は25日声明を発表し、「イラク政府への返答として、シリアは駐イラク大使を召還した」としています。

　これに先立ち、イラク政府は25日、駐ダマスカス・イラク大使に帰国を命じ、シリア政府が19日バグダッドで起きた大規模連続テロを指揮したとされる旧フセイン政権の支配政党バース党の幹部2人に庇護を提供したと非難しました。

　シリア外務省はこの日の声明で、イラクの非難を断固として否認し、イラクで発生したテロ事件を強く非難しました。

　声明は、「バグダッドで起きた大規模連続テロを指揮したとされるバース党の幹部に関する証拠を出すようイラクに申し出た。もしイラク側が証拠などを示せなければ、捏造されたものと判断する」としています。

　声明はさらに、「シリアはイラクの団結、独立、安全と安定を尊重し、イラクの国内衝突が両国関係に影響をもたらすことを遺憾に思う」としています。（翻訳：ooeieiチェック：金井）