シリアのアサド大統領とパレスチナ自治政府のアッバス議長は20日、ダマスカスで、イスラエルのユダヤ人入植地の設置やパレスチナの建国に関する政策で歩調をあわせようとアラブ諸国に呼びかけました。
シリアのメディアによりますと、アサド大統領とアッバス議長は当日会談を行い、イスラエルのネタニヤフ首相がこのほどの外交政策演説で言及した、パレスチナとイスラエルの紛争解決における立場や目下のパレスチナ情勢と中東情勢について議論しました。
会談終了後、パレスチナのサエブ・アリカット交渉局長はメディアに対して、アサド大統領とアッバス議長との会談は、「積極的で、踏み込んだものだった」と指摘し、「アサド大統領は、アラブ諸国は平和実現に向けた土台の構築に努め、発言を統一し、イスラエルの挑戦に対応していくことが必要だ」と述べ、「ネタニヤフ首相がその外交政策の中で述べた立場は、アラビア人が求めている最低レベルにも達していない。そのため、アラブ諸国はこの問題における立場を調整する必要がある」と述べました。(翻訳:Yan)
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