アメリカ国務省のロバート・ウッド(Robert Wood)報道官代行は8日、「シリアの中東地区で展開している活動に厳重に警告するため、シリアに対する経済と外交上の制裁を継続していく」と発表しました。

　ウッド報道官代行は、「シリアは積極的な評論を頻繁に発表しているが、実際の行動を示してくれないままである」とし、「シリアはテロリストをサポートすることを停止していない。オバマ大統領はこのことから必要な措置を講じるべきだと断定した」と述べました。

　ウッド報道官代行はまた、「アメリカはシリアへの制裁を続けていくが、引き続き、シリア政府と対話を通じて互いに関心を寄せる問題を解決することを望んでいる」と述べました。

　ウッド報道官代行の発言に先立つ7日、米国の中東問題を担当するフェルトマン国務次官補代理はシリアの首都ダマスカスで、シリアのムアッリム外相と会談を行い、オバマ政府の外交と対話の手段を通じて両国の矛盾を解消する意欲を伝えました。これは今年3月以降、フェルトマン氏の二回目のシリア訪問での発言です。（翻訳：KH）