ウルムチ市内の新疆ウイグル自治区人民病院は5日夜から、過激な暴力事件による負傷者数百人を緊急救助しました。

　5日夜8時半ごろ、同病院の救急センターに8人の負傷者が搬送されました。その後、数十人の負傷者が運ばれて、救急室の雰囲気が緊張しました。医者たちは重大な事件だと思いました。

　6日未明5時までに、同センターに搬送された負傷者は270人を超えました。

　突然の事件で病院の救急車が不足となり、病院周辺のウイグル族の小売商たちは搬送作業に参加し、帰宅や休日中の病院スタッフも緊急出勤し、救急作業に900人以上が参加しました。

　去年新疆医学大学を卒業した23歳のディリカティさんは「救急センター勤務者の大多数は少数民族だ。女性や児童も被害を受け、こんなにたくさんの負傷者が出て、驚いた。われわれは医者として負傷者の民族の如何を問わず、職責を全うした」と語りました。 （ジョウ＆金井）