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中国四川省、新型インフルエンザ患者を確認

2009-05-11 16:50:14     cri    




















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 中国衛生省は11日、「四川省で見つかったインフルエンザ感染者が新型インフルエンザに感染したものと確認された。これは大陸で初めてだ」と発表しました。この患者は治療を受けて、病状が少し回復しました。この患者と接触したほとんどの人は隔離され、医学的な観察が行われています。

 この患者は30歳の男性で、7日、アメリカから東京に到着し、8日、東京からNW29便で北京に着き、すぐ四川航空の8882便に乗り換えて、成都に到着しました。降りてから体調が悪く、自分で四川人民病院に行って診察を受けました。この病院でA 型インフルエンザ(H1N1)の疑いのある症例と診断されました。

 衛生省の毛群安報道官は、11日に開かれた記者会見で、患者の症状や検査の結果によって、この患者がA型インフルエンザ(H1N1)と確認したと述べました。毛群安報道官はまた、「中国衛生省は、この患者に関する情報をWHO・世界保健機関や香港、マカオ、台湾地区、一部の国に通報しました。この患者は体温が正常に戻り、病状が一部回復して精神状態は良好です。患者と接触があった人は、医学的な観察措置が行われています。この患者と同じ飛行機に乗った乗客は全国21の省におり、現在、ほとんどの乗客と連絡が取れ、これらの人は現地の病院で医学観察を受けています」 と語りました。

 中国で初めての新型インフルエンザ患者が確認されたことで、中国衛生省は、緊急対策を取り、関連の予防策を稼動させました。衛生省は、原因の分からない肺炎とインフルエンザ患者への観測を強化するよう全国に要求しました。これについて、毛報道官は「いったん新型インフルエンザ患者が見つかれば、専門家チームを立ち上げ、疑いのある患者を診療し、予防と防止対策を取ります。また、現場の医療関係者を特訓し、治療と防止活動における漢方薬の役割を重視する要求しています」と述べました。

 今、この患者は、成都市伝染病病院に隔離され、治療を受けています。四川省衛生部門は、緊急対策を講じ、この患者と同じ飛行機に乗った乗客に対して医学観察を行っています。11日午前零時までに、150人の乗客のうち、130人は連絡が取れ、そのほかの乗客はまだ連絡中だそうです。また、この患者と接触した家族、タクシーの運転手、病院の医師と看護婦も隔離され医学観察が行われています。成都市衛生局の楊偉局長は、現地の政府が取っている予防策について、「外来のインフルエンザ患者を観察し、新型インフルエンザと判断すると、いち早く治療します」 と紹介しています。

 四川省のこの患者はいったん北京に着き、9時間ぐらい滞在して四川に到着したため、感染の拡大を防ぐするため、北京市衛生局も同じ便に乗っていた144人を探しています。11日朝7時までに、その中の62人が見つかったということです。(翻訳:任春生)

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