先日新型インフルエンザに感染したメキシコ人乗客が香港で確認されましたが、今日はその感染者が乗った上海経由の旅客機で感染者と接触した一部の人の隔離・健康観察が終了したことについてお伝えします。
4月30日、エアメヒコのAM098便に乗って上海に入国したメキシコ人乗客が中国東方航空のMU505便に乗り換えて香港に到着した後発熱し、新型インフルエンザの感染が確認されました。
7日北京では、新型インフルエンザの感染が確認された上海経由の便に乗ったメキシコ人乗客と近くで接触した人のうち、午前中に9人、午後に7人が隔離・健康観察措置を終えました。
北京市疾病対策センターはこれら16人に、『隔離・健康観察修了通知書』を発給しました。
まだ、観察中の北京の接触者は51人です。
疾病対策センターの賀雄副センター長は「感染者や疑似(ぎじ)患者と濃厚な接触があったが、隔離された健康観察措置を受けてから7日間、発熱、咳などの症状が見られなかった」と語りました。
また、北京市衛生局のトウ小虹副局長は 「隔離・観察措置が終了した新型インフルエンザの接触者に対し、追跡を続け、今後一定の期間に発熱の症状があれば、直ちに相応の措置を取る」と明らかにしました。
一方、上海では71人の接触者に対する隔離・観察措置も終了しました。
71人のうち、32人はエアメヒコ便、39人は東方航空便に搭乗しました。
観察措置を受けた張さんは(音響の2)「われわれは政府の措置の必要を理解している。今家族と会いたい」と語りました。
また、汪さんは(音響の3)「生活も気分も悪くない。病院の先生、ホテルスタッフ、会社の上司などからも電話がかかってきた」と語りました。
新華社通信によりますと、7日に隔離・観察措置が終了した接触者は広東省22人、天津市11人、山西省3人、湖南省3人、遼寧省2人で、いずれも感染症状が出ていなかったということです。
また、長春市で6日夜、カナダ人留学生25人も隔離観察措置が解除されました。
同じく6日、衛生省は新型インフルエンザ感染防止テレビ電話会議を開きました。
張茅(ぼう)次官は「現実が証明しているように、政府による予防措置は迅速で効果的なものだ。中国大陸部への感染拡大の危険度が高まっており、厳重に警戒していかなければならない」と強調しました。(ジョウ&吉田)
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