11日間にわたって開かれていた国連の今年度初の気候変動枠組み条約と京都議定書の特別作業部会は8日、ドイツの西部の都市ボンで閉幕しました。会議では実質的な進展を見ませんでした。
工業国家における将来の温室効果ガスの排出削減目標の制定などの問題について、交渉では合意に至っていません。「国連気候変動枠組み条約」のアイボ・デ・ブア事務局長は会議後「アメリカをはじめとする工業国家は必ず温暖化対策で明確な目標を制定しなければならない。でなければ、デンマークのコペンハーゲンで開かれるこの条約の第15回締約国会議(COP15)では気候変動対策の新しい議定書を達成できなくなる」と話しました。
180カ国からの政府、企業界、環境保護団体、および研究機構の代表2700人が先進国の温室効果ガス排出削減の目標、発展途上国の気候変動対策や資金面の問題などをめぐって討議しました。(04/09 翻訳:Yin 専門家:大澤)
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