国連工業開発機関のカンデ・ユムケラー(Kandeh K.Yumkella)事務局長は報告書の中で、「国際金融危機は貿易保護主義を実施する言い訳にならない。そんなことをすれば、過去何年間で収めた成果を失う」と示しました。
ユムケラー事務局長は「工業生産は貧困に打ち勝つ鍵だ。過去15年から20年間で、工業のグローバル化を実行したことで、世界中のたくさんの人々が貧困生活から抜け出した」と述べました。また、「工業化国家は貧困国を援助すること以外、投資することも重要だ。援助するのは、貧困の国々のインフラ施設建設を助けるが、投資するのは持続可能な発展を実現させる。発展途上国に対して、両方必要だ」と示しました。
報告は、「豊かな国々が貧困国に投資すれば、ビジネスチャンスを生み出す。自国も利益を得る」と指摘しました。(万、大沢)
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