今回の会議の目的は今年度の気候変動に関する話し合いをはじめ、12月にデンマークのコペンハーゲンで開催される国連気候変動会議で新たな排出削減協定に達するための条件を作り出すことにあります。

　今回の話し合いで注目されるのはアメリカ政府の気候変動問題での立場です。交渉に参加しているトッド・スターン大統領特使は29日午後、ボンで開いた記者会見で、「アメリカ政府の気候変動に対する立場は大きく変化しており、アメリカはコペンハーゲン気候変動会議で世界的な協定に達することを支持し、関連の交渉に積極的に参加する」と述べました。