国連のパンギムン事務総長は12日、国際医療支援団体であるMSF・国境なき医師団の3人がダルフールで拉致されたことを注目しています。

　パンギムン事務総長はこの日、ニューヨークにある国連本部で開かれた記者会見で「この3人が無事釈放されることを期待している。スーダン政府を含むダルフール地方の各方面は責任を持って、国連とほかの国際救援機構の職員の安全を確保するよう期待する」と呼びかけました。

　パンギムン事務総長はまた「スーダン政府は13のNGO・非政府組織の国外退去命令を取り消すべきだ。これら非政府組織の仕事は数百万人に上るスーダン国民の生活に関わっていることから、スーダン国内に残る許可を得るべきだ」と指摘しました。（03/13　翻訳：Yin　専門家：金井）