第63回国連総会の安保理の改革問題に関する非公式会議が19日開かれ、政府間交渉が始まりました。
会議はニューヨークにある国連本部の信託理事会ホールで行われ、国連加盟国192カ国の代表が出席し、50カ国近くの代表が発言しました。
中国の張業遂国連大使は会議後、インタビューを受けた際「中国は安保理改革を支援している。国連の成立から、これまで加盟国が最初の51カ国から192カ国に増えた。そのうち、発展途上国は絶対多数を占めている。しかし、安保理の現在の構造では発展途上国が国連で絶対多数を占めるという現実を表すことができず、発展途上国の代表性問題を解決しなければならない」と話しました。
張国連大使はまた「安保理の適切で必要な改革を支援している。発展途上国、特にアフリカ諸国の代表性を入れるという問題をも支援している」と語りました。
張国連大使は「安保理の改革プロセスは複雑で微妙な問題を含んでいるので、長期にわたって行う必要がある。各国は慎重に交渉を行うことこそ、最終案を達成できる」と指摘し、さらに「安保理の改革はすべての加盟国の利益を確保しなければならないため、複雑で微妙な問題となっている。このことから、各国は時間をかけて慎重に交渉を行い、すべての加盟国が受け入れられる改革案を見出すことを期待している」と語りました。(02/20 翻訳:Yin 専門家:安藤)
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