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中国各地、チベット暦の新年を楽しく過ごす

2009-02-25 16:56:50     cri    




















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 今日2月25日は、チベット暦の己(つちのと)丑(うし)年の元日にあたり、チベット族にとって一年中で最も重要な祝日です。中国各地では、500万人も上るチベット族がさまざまな形で新年を迎えています。

 チベットのラサ市では、飾り提灯や花々が町中を彩り、ポタラ宮も真新しいリボンで飾られています。その近くにある竜王潭広場では、チベット劇団がすばらしいパフォーマンスを披露し、人々を引き付けています。ラサ市は楽しい雰囲気に包まれています。

 新年を迎える際、チベット族はよく「チマ」という木製の四角い容器を作って、家を飾ります。ラサ在住のチベット族のツェゼンさんの家で細工を施した「チマ」を見つけました。その中に炒った小麦の粒やそのほかの穀類が盛られ、上にはハダカムギの穂が飾られています。ツェゼンさんは「チマ」を飾る意味を教えてくれました。「これは来年の豊作や、家族と家畜の安全を祈る意味があります」

 チベット族の特色を際立たせるため、ラサ市内の一部の広場でも大型の「チマ」が飾られ、その上に色鮮やかな花やハダカムギの穂が差し込まれ、人々の人気を集めています。「チマ」を飾るほか、チベット暦の新年期間中、チベット族は親戚回りや、山登りなどを楽しみます。

 これらの伝統的なお祝いと同時に、現代的な新年の過ごし方も登場しました。例えば、24日の夜に、チベットテレビは新年を迎える文芸の夕べを放送し、これはチベット族が新年を迎える時の新たな選択肢になりました。

 ただいまお聞きいただいている歌声はこの番組文芸の夕べからです。チベット族の若者たちが民族衣装を着て楽しく歌ったり踊ったりしています。北京などから駆けつけたほかの民族の役者もこの文芸の夕べに出演しました。

 また、買い物もチベット族が新年を過ごす上で重要です。特にここ数年、チベット経済の大きな発展につれて、チベット族の購買力は増大しました。ラサ市内の各市場では、牛や羊など家畜の安全を祈る「吉祥牛頭」や、豊作を象徴する「五色ムギの穂」など様々な商品が販売され、チベット族が新年に必ず食べる揚げたお菓子や、ドライフルーツ、乳製品などの食品がたくさんあります。大勢の人がこれらの新年にかかわる商品を買い求めます。ラサ市民のソラムドラヂュさんは、「この二三日はいつもより賑やかになっているよ。人はいつもの十倍もいる。私は果物を何箱か買うつもりだ。家族はそんなに食べないが、お客さんのために用意しておきたい。新年を祝うわけだからさ」と語りました。

 他の地方で暮らすチベット族も新年の間に実家に戻ります。64歳のタワンさんは息子夫婦と共にラサに戻っています。タワンさんは、「私たちは昆明から戻ったの。家はラサにあるのよ。新年に必要な果物や、肉、野菜などは娘が全部買っておいてくれた。家族はみんな帰ってきて、十数人もいるから、きっと賑やかでたまらないでしょう」と話しました。

 チベット出身の人々のほか、観光客も数多くこの時期にチベットを訪れます。アメリカからの夫婦、レオさんとアイビーさんです。

「アメリカから来たのですが、現在、上海で生活しています。チベットの新年を体験するために来たんです。チベットの歴史、文化、宗教についていろんな本を読んで、チベットをこの目で見たくなったのです。特に新年の間はすべてが興味深いです。多くの人は6月にチベットを訪れる。天気は確かにいいんだけどね。ここの人々の生活の様子を理解するためには、現在はいつよりもよい時期だと思う。ここでの時間をすごく楽しみにしている」

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