チベット暦の新年はチベット族の最も盛大な伝統的な祝日です。すでに700年余りの歴史があります。チベット族の人々が新年を楽しく過ごせるため、チベット自治区はチベット暦の新年を法定の祝日として、7日間休暇することを確定しました。チベット暦では、今年2月25日が新年の1日です。新年を控え、チベットのあらゆるところでは、楽しい祝日の雰囲気に満ち溢れています。
ロサンさんはチベット自治区ダムション県の農牧民です。毎年、新年を迎えるにあたって、自治区の中心地・ラサ市の繁華街で屋台を借りて、ヤクの肉を販売します。今年も例外ではありません。これについて、ロサンさんは「今年、景気がよく、この一ヶ月、数万元を手に入れた。このため、露天を止め、店舗を借りた。二日後に家族に新年の服を買ってから、家に戻る」と語りました。
ロサンさんのように、多くの農民と牧畜民は新年を前に、ラサで商売を行っています。ここ数年、チベット族の人々の購買力が著しく向上したため、チベットで多くの人々も農閑期に、農産品や家畜を持って、ラサで販売するようになって来ました。これは増収の一つのルートでもあります。
チベットの商業地区も普段より賑やかになっています。特に、ラサの各デパートも販売促進活動を行い、人々は遠くからここにやってきて買い物をしています。スーパーで買い物中のツェテンドルカさんは多くの買い物袋を持って、「多くのドライ・フルーツやキャンデーを買った。現在、商品が豊富で、買いたいものが買える。楽しい気持ちで新年の準備をしている」と語っています。
仕事に就いたばかりの若者ロタンさんは、ラサ百貨ビルの周辺で対聯を買いました。新年に対聯や花を買うのは若者の中ではやっています。
これについて、ロタンさんは「私はチベット文字で書いた対聯を買った。これは漢族の対聯からきたもので、これまでなかったが最近流行するようになった。私は万事めでたく順調を意味する『吉祥如意』と言う字を書いた対聯を買った」と語りました。
ここ数年、チベット経済は急速な成長を保ち、住民の収入も大幅に増加し、2003年から5年連続して二桁の成長を実現し、2008年に、3700元に達しました。チベットの各文化機関も大量の文芸公演を準備しています。(トウエンカ)
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