2月25日は、チベット暦で新年の初日にあたり、チベット自治区では、祝日の雰囲気が漂っています。しかし、ダライ・ラマグループは最近、チベット暦の新年を祝わないと煽動して、喜ぶべき新年に影を落しています。
資料によりますと、チベット暦の新年は1026年から始まっているということです。初日から十五日までの間に、一家団欒で新しい一年を迎え、この一年で最も大事な祝日を祝います。
ところで、チベット族代表と自称するダライ・ラマが新年を祝わないと煽動するのは、どういう企みを持っているのでしょうか。
今年は、チベット自治区平和開放50周年です。1959年3月、チベットのリーダーは、中央政府とチベット地方政府が結んだ『チベット平和開放』の約束を破り、暴動を起こしました。中央政府は、ただち反乱を鎮圧しましたが、ダライ・ラマなどがインドに亡命しました。
これまでの50年間で、百万人のチベット族農民奴隷が人身の解放を獲得し、以前は夢に思わなかった良い生活を送っています。しかし、ダライ・ラマグループは、失敗を悔やんで、50周年となる今年をきっかけに、抵抗行動に踏み込もうとしています。新年を祝わないのを煽動することこそ、ダライ・ラマグループが、人心を動揺させチベットの生活秩序を乱し、そしてチベット問題を国際化しようとするためです。
去年の『3・14暴動』が沈静してから、ダライ・ラマグループは各国を奔走して、いわゆる『チベット文化自治』の主張を宣伝しています。その真の企みは、文化自治により政治的な独立を目指すことです。今度、ダライ・ラマグループが新年を祝わないと煽動したのは、自称するチベット文化伝統の保護の偽りを露出させました。チベットの文化伝統は、ダライ・ラマにとってただ政治道具に過ぎないことも裏づけられました。ダライ・ラマグループは、『チベット文化保護者』ではなく、かえってチベットの伝統文化を破壊しています。
チベット族は、伝統を尊重する民族で、チベット暦の新年は昔からチベット族の文化伝統の重要な内容です。今年の新年は、慣例により、7日間の休みがあり、2月23日から3月1日の間に定められています。今、チベット人は、買い物を急ぎ、新年の準備に取り組んでいます。まさに、チベット自治区全人代常務委員会のニマツォレン副主任が言ったごとく、『チベット暦の新年はチベット族の大事な伝統祝日で、一家団欒して豊作、幸福な生活を祝います。こんなにいい生活を送っているのに、なぜ祝わないのでしょうか?』(翻訳:李軼豪)
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