中国の戴秉国国務委員は7日北京で、中国を訪問中のアメリカのネグロポンテ国務次官と会談した際、「中米関係が起承転結の重要な時期にある。両国関係の戦略的な基礎が日増しに強まり、利益のかかわりもだんだん深まっている。これは両国関係の発展にハイレベルの基礎を固めた」と述べました。

　戴秉国国務委員は、中米が国交を樹立してから30年間に収めた歴史的な進展、とりわけブッシュ政権の8年間における中米関係の目覚しい進展を高く評価しました。戴国務委員は、「両国の関係ははっきりしている。利益の関係者でもあり、建設性のある協力者でもある。両国のハイレベル往来が頻繁に行われており、戦略的な対話も制度化され、各分野における交流と協力がより深まった」とした上で、「中国はアメリカとともに、中米関係の安定化した発展を推し進め、両国の国民と世界中の人々に幸せをもたらすことを期待している」と述べました。

　これに対して、ネグロポンテ国務次官は、「アメリカと中国はいずれも世界における重要な国である。両国が対話と協力を強化しながら、国際社会の安全と安定を維持していく必要がある。戦略的な経済対話と戦略的な対話は、重要かつ効果的なメカニズムで、継続していくべきである」とし、これをオバマ次期政権に伝えると述べました。（翻訳：KH）