国連安保理は31日夜、アラブ諸国の求めに応じて緊急会議を開き、パレスチナとイスラエルの紛争問題を討議しましたが、一致した意見には達しませんでした。
3時間余りにわたるこの会議で、多数の国の代表はパレスチナ・イスラエル紛争のエスカレートとガザ地区の人道的情勢に憂慮を示し、両国に対して安保理の声明を執行し、すべての武力活動を停止するよう呼びかけました。しかし、ガザ地区の情勢に対してさらなる行動を取るかについては協定に達しませんでした。
国連のパン・ギムン事務総長は席上、イスラエルとパレスチナが直ちに停戦し、またガザ地区と外部との通商点など開放し、ロケット弾襲撃を止め、政治的対話を行うために条件を作り上げるよう強く呼びかけました。
一方、リビアの国連大使は、「リビアはアラブ諸国を代表して、イスラエルのガザ襲撃を非難し、情勢を回復させるという決議案を安保理に渡した。安保理が一日も早くこれを討議し採択するよう希望する」と述べました。しかし、アメリカのハリレザド国連大使は、「この決議案の内容はバランスに欠けていることから、アメリカは受け入れられない」との見解を表明しました。(翻訳:玉華)
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