ホウレンソウにはカロチンの他、ビタミンB1・B6・C・E、鉄、マンガンなど栄養素が豊富に含まれています。カロチンは体内で皮膚粘膜を作るビタミンAに変わりますので夜盲症、肌荒れに効果があります。その他ビタミンCは美肌、葉緑素はニコチン・アルコールを中和解毒、カリウムは高血圧予防、ピラジンという香り成分は血栓予防とたくさんの効能があります。また便通をよくしたり、抗がん作用もあると言われています。
またホウレンソウに含まれる鉄分は、葉酸と共に貧血予防に欠かせない重要な栄養分です。ただし植物性の非ヘム鉄は吸収率がわずか2ー5%とかなり低めです。効率良く摂るためは良質のたんぱく質であるたまごや魚、肉と一緒に摂ること。これによって吸収率がかなり上がるようです。
ここでホウレンソウのおかずを二つ紹介しましょう。
ホウレンソウのじゃこソースサラダ
材料(4人分):サラダ用ホウレンソウ2把(約400g)、タマネギ1/2個(約100g)、ニンニク(薄切り)1かけ分、干したじゃこ30gのほか、油、しょうゆ、酢、コショウは適量。
(1)ホウレンソウは洗って根元を落とし、長さを半分に切って水気を切る。タマネギは薄切りにして、水に約5分さらし、水気を切ります。ホウレンソウとタマネギを混ぜて器に盛っておきます。
(2) フライパンに油大さじ3杯とニンニクを入れて弱火で熱し、カリッとなるまで炒めて、ニンニクを取り出します。
(3) (2)のフライパンにじゃこを加えて、弱火でカリッとなるまで炒め、火から下ろしてしょうゆ大さじ1杯、酢大さじ2杯、コショウ少々を加えて混ぜます。
(4) (1)の上にニンニクを散らし、(3)をかけます。
ホウレンソウとチキンの煮込み
材料(4人分):ホウレンソウ500グラム、鶏もも肉500グラム、タマネギ小1個、ニンニク1かけ、塩、コショウ、小麦粉、油、バター適量
(1)ホウレンソウは5mm幅に切る。鶏肉は4センチ角に切って塩小さじ2/3杯、コショウ少々、小麦粉適量をまぶします。タマネギとニンニクは、みじん切りにします。
(2) フライパンに油大さじ1杯を中火で熱し、鶏肉の両面を焼いて取り出します。
(3) フライパンにバター大さじ1杯を加え、タマネギ、ニンニクを中火で炒めます。しんなりしたらホウレンソウを加えて炒め、水2/3カップを加えます。
(4) 煮たったら鶏肉、塩小さじ1杯、コショウ少々を加え、ふたをして弱火で約10分煮ます。
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