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1時間目は、湖南省新寧県の丹霞地形をご紹介します。
世界遺産めぐり、湖南省新寧県の丹霞地形
4月からリニューアルした「中国の旅」。世界遺産めぐり、ふるさと自慢に加えて、ゲストを迎えての旅の情報、旅の現場レポートなどを週代わりでお届けしていきます。1週目は、おなじみの世界遺産めぐりです。世界遺産に登録された中国の丹霞地形は、広域に広がりますが今回は湖南省邵陽市新寧県と広西チワン族自治区桂林市の境界に接する湖南省側の崀山を紹介します。
約4億年前には海だった崀山。造山運動により陸地になったり、再び海底に沈んだり数10回の地殻変動を経て、典型的な丹霞地形になりました。
2010年8月、中国丹霞地形の典型的な特徴が一番はっきりと現われていることが評価され、この湖南省の崀山をはじめとする中国のいくつかの丹霞地形が世界自然遺産に登録されました。
総面積108平方キロの崀山景勝地の見所は、「崀山六絶」と呼ばれる「天一巷」、「八角寨」、「将軍石」、「駱駝峰」、「辣椒峰」、「天生橋」です。
・「一線天」
谷底から空が一本線にしか見えない景観は世界の中でもトップクラス。全長238.8メートル、両側の壁の高さは120~180メートル、両側の間の距離は一番広いところで80センチ、一番狭いところはわずか33センチです。
・「八角寨」
崀山の最高峰で海抜118メートル。8つの反り返った角があることから名付けられました。山頂までの石段は1708段。山頂からは、さまざまな形の「丹霞」峰の群れを俯瞰でき、長さ10キロ余の峡谷も見ることができます。
雨上がりの山間に雲や霧が涌き返り、曲がりうねる様子は鯨が海中で遊びまわっているように見えるため、「鯨が海で騒ぐ」と呼ばれています。
・「駱駝峰」
野原を疾走するラクダのような形の峰。4つの峰の組み合わせでできていて、ラクダの頭、体、背骨、尾に見えます。傍には「蝋燭峰」があり、赤い蝋燭に似た山が空に向ってそそり立っています。これは丹霞地形でも珍しい景観です。
・「辣椒峰」(辣椒はトウガラシ)
「駱駝峰」のすぐ近くにあります。高さ180メートルで頂上の周囲は約100
メートル、峰の下の周囲はたったの40メートルと上が大きく下が小さくて全体が赤く、まさに大きなトウガラシのようです。
2002年、「スパイダーマン」の異名を持つフランスの著名なフリークライマーのアラン・ロベールがここに登頂して、一躍世界に知られました。
<文学>
近代の中国の有名な詩人艾青は1930年代に、桂林の山水は天下一、崀山の山水は桂林の名を争うほど有名だという詩を詠みました。
2時間目のタイトル:湖南省邵陽市のその他の観光地とグルメ
2時間目は、湖南省邵陽市隆回県花瑤観光リゾート地を紹介するほか、邵陽市新寧県のグルメ(血醤鴨、豚血丸子)と料理にまつわる物語をご紹介します。どうぞ、お聞きください。
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