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11月10日

2013-11-14 13:15:52     cri    

 本日訪れたのは2年ぶりの銅陵です。初めて訪れたのは2011年国際彫刻博覧会の取材でした。その時は博覧会に作品を出展した日本人の方のインタビューをし、芸術的な方面から銅陵を紹介しました。今回は産業面から銅陵を紹介したいと思います。"銅陵"というだけあって、ここの主要産業は銅材の加工、電子材料、設備製造、冶金加工、紡績となっていますが、中でも銅材の加工が工業総生産の8割を占めています。まさに銅が街を支えています。そのため、街の至る所に銅を見ることができます。例えば公園には銅のオブジェ、レストランやホテルには銅の文字を使ったりと、とにかく銅だらけなのです。

 そんな銅産業の一端を知るために、全威(銅陵)銅業公司を訪ねました。

   
工場入口              工場全体

 この会社は世界企業トップ500にも選ばれている正威国際集団傘下の企業です。安徽省で初めてトップ500に選ばれた民営企業でもあります。

   
できたての銅線              銅線全体   

 工場では銅線を制作する流れを見学しました。左の写真はできたてほやほやの銅線で、触るとまだ温かく熱を持っているのがわかります。

 中には検品で不合格だった製品を保管するエリアもあり、品質管理がきちんとされていました。前回はあまり気づかなかったのですが、今回の出張の中で、こうした資源を持ち工業都市として発展しているのは銅陵のみで、他は皆農村地帯です。そのため、それぞれの特色をよく感じることができました。銅陵は安徽省の中でも、最も面積の小さい都市なのですが、古代から金属資源に恵まれ、発展が早かったせいかどこを見ても非常に行き届いている都市です。規模は小さくてもレベルの高いものが揃っているというイメージなのです。教育の水準も高いので周辺の都市からの人口流入も多いそうです。そこで市政府の関係者の方に、若者の就職について聞いてみました。工業が盛んなので就職率は高いのですが、やはり多くの若者は大都市へ憧れを持ち出て行く人も少なくないそうです。

 さて、すでに完成された感のある銅陵市を離れ、黄山市へとやって来ました。世界遺産の黄山周辺には古い村がたくさん残っています。村を新たな観光スポットとして整備し直し、村の活性化を図っています。

   
宏村入口               宏村内部  

 こうした古い村の特徴は"水"と"徽派文化"と呼ばれる建築群。こちらを写真とともにご紹介します。まずは黟県西南の安徽商人の村・宏村です。

    
宏村の木                 宏村中央      

   
宏村の書院             宏村の屋敷内部

  
宏村郵便局                  宏村でスケッチ

    
宏村ツタの葉              宏村の石畳


宏村のイチョウの木

 写真の木は古くからこの村にある巨木。

 この村ではお年寄りが亡くなると棺おけを担いでイチョウの木の回りを3回歩く風習があるそうです。

 さらにもう一ヶ所ご紹介しましょう。

 徽州区潜口鎮唐模村です。

   
唐模の入口               唐模の椅子

   
唐模の牌坊             唐模の内部

 村にはまだ住人がいるので、のんびり散策すると村人の生活の様子を見ることもできます。黄山登山のついでに足を伸ばしてみてはいかがでしょうか。(文/写真:吉野綾子)

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