皆さん、今年は十二支の何年か知っていますか。
中国人の方が大好きな「龍年」、辰年です!
龍は中国の伝統文化で、とても縁起のいい空想中の動物です。昔は皇帝のシンボルで、至極の尊さを意味してますので、今年はベビーブームになりそうです。「ベビーブーム」、今の日本にとってはうらやましい響きでしょう。少子化が進んでいますから。
中国では、生まれ年の干支(えと)はその人の運命や性格に影響を与えると言われています。もちろん、これは昔から伝わってきた考えや封建思想ですが、十二支のうち、縁起のいい干支年になると、いつもベビーブーム現象が起きるんです。例えば、今年の辰年ですが、辰年に生まれた子供は龍の化身と考えられ、出世しやすいとか、エリートやリーダーになりやすいなどと、言われています。強運の持ち主ですね。そのほか、亥年(イノシシ年)に生まれた人は、食べ物に困らず一生苦労せずのんびり生きていけます。兎年に生まれた人は優しい性格の持ち主で、安定した一生を送れると言われます。そして、蛇年に生まれた人は一生金銭面に恵まれ裕福に暮らすとか、申年に生まれた人は頭がよくて賢いとか、いろいろな説があります。逆に、酉年に生まれた男性と羊年に生まれた女性の運命はあまりよくないと言われています。これはあくまでも昔の迷信や封建思想ですけれど。
実は、この言い伝えで縁起のいいとされる干支に産まれる子供やその家族は、ベビーブームのせいで、かえっていろんな面で難題にぶつかったりします。今回の<チャイナライフ>では、中国の辰年のベビーブームにスポットを当ててご紹介します。また、「北京暮らし」では、北京の名物中の名物「北京ダック」の話題に迫りたいと思います。(エーリン)
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