輝く太陽の光、白い砂のビーチ、椰子の並木、中国南部にある海南島海口市の西海岸は南国の風景で国内外の観光客を魅了しています。観光客はここを訪れ、開放感に溢れた南国情緒を楽しむほか、躍動感いっぱいのヨットやウィンドサーフィンなどのスポーツに挑戦することもできます。西海岸のビーチで、細かい、さらさらとした砂の上を歩いたり、まるで海面を飛んでいる蝶々のように沖に浮かぶヨットとウィンドサーフィンの帆を眺めたり、のんびりと過ごすのも良し、スポーツに挑戦してアクティブに過ごすのも良し、思い思いに過ごせます。

　ヨットとウィンドサーフィンは今、多くの若い人を魅了しています。

　陳貴雄さんはここで一年ぐらいヨットとウィンドサーフィンを楽しんでいます。1年前、このビーチに来てちょっと、ヨットを試してみただけで、すぐにこのスポーツが好きになりました。

　天気は快晴、風力が十分になると、陳さんはヨットか、ウィンドサーフィンをします。一年の練習期間をへて、肌は黒く焼け、体も丈夫になりました。海口の気候と海のリズムもわかるようになりました。これについて陳さんは次のように話してくれました。

　「5月から9月までの夏は初心者にとってはいい季節です。この５ヵ月は東南の風が吹き、風は弱くて波は大きくはない。初心者はわりと簡単に乗れます。10月から翌年の４月までの冬は、波が大きくなり、経験者にとってはこの時期が人気です。彼らはスピード感を求めるからです」

　西海岸には陳さんのようなアマチュアのほか、全国各地からのプロ選手も集まっています。ここは、ヨットとウィンドサーフィンの訓練基地があり、国内７つの省のプロ選手がここで冬の間、合宿を行います。

　毎年、10月になるとプロ選手がやって来るので、海面に漂う帆が急に増えます。ここ数年、ここで合宿を行うチームが増え、選手も600人以上に上っています。四川省ウィンドサーフィンチームの選手、殷さんは1998年以降、毎年の冬に、ここに来て合宿に参加しています。基地には宿舎、食堂、倉庫が完備され、非常に便利だという殷さんは環境に満足しているようです。殷さんの話です。

　「今は基地周辺は緑いっぱいできれいです。インフラ整備が進んで便利になりました。また、専門の清掃スタッフもいて、ごみも落ちていません。本当にきれいになりました」……（担当：任春生）