中国インターネット情報センター（CNNIC）によりますと、2010年6月末現在、中国のネット利用者数は４億を超えており、また、携帯電話を使ってインターネットに接続する人も２億7700万人に達しました。

すさまじい勢いで普及してきたインターネットは、中国の社会、人々の生活に対する影響が拡大し続けています。

先週、中国教育省は、主流メディア(新聞、テレビ、ウェブサイト)に現れた過去一年の新語に関する調査報告を発表しました。その結果、2009年には全部で396の新語が出てきました。

これらの新語は暮らし、政治、経済、文化、科学技術など多岐に渡っていますが、中には「秒殺」、「婚活」などのように、日本伝来のものも含まれていました。

さて、今週の献立をご紹介します。

■ニュースフラッシュ

――中国政府、物価上昇対策に本腰

――海南観光、来年年頭から免税ショッピング可能に　ノービザ入国26カ国に

■中国ビジネス最前線

日本企業の中国でのビジネス展開をめぐり、最近、北京と上海で取材した内容を中心にお届けします。

――中国の映画産業はここ数年、順調に伸びており、2009年、映画産業の興行収入は対前年比43％伸びて、62億元を超えました。それを背景に、日本のフジテレビは、中国での新しいビジネスモデルを模索しています。詳しくはフジテレビ編成開発部の細貝康介さんの話をお聞きください。

一方、日本では学術専門書の販売で知られ、日本最大の書籍流通網を持つ丸善と、中国の電子書籍関連技術のパイオニアとして知られる方正国際グループとのビジネス提携も始まりました。それぞれが開拓した電子コンテンツを、中日双方向で流通・販売することを目指しています。

モンシュシュ社・金美花（きん・みか）社長

――日本では、堂島ロールでロールケーキのブームを巻き起こした洋菓子店「モン　シュシュ」社（本社は大阪堂島）は上海環球金融センターで初の海外直営店を出しました。４年前にも出店の誘いがありましたが、その時には断ったのに、なぜ「モンシュシュ」社は今回の進出を決めたのでしょうか。モンシュシュ社・金美花（きん・みか）社長にインタビューしました。（王小燕）