先日の日曜日は10月10日、それに今年は2010年ですから、つなげてみると2010年10月10日、10という数字が3つ並んでいますよね。中国では、10という数字は、「十全十美」という四字熟語があるように、円満を意味して、とても縁起のいい数字とされています。ちょうど今年は、10が3つ並ぶ日があって、こういうのは100年に1度しかない、なかなかあり難く、良い日だと思われているので、中国ではわざわざこの日に結婚届を出したり、結婚式を挙げたりする人が沢山いました。実は、私の同僚の1人も、この日に式を挙げたんです。とても幸せそうでした。
ちょっと調べてみたら、北京だけでも、この日に結婚届を出したカップルは1万1000組以上もあったそうです。受付のところでは、きっと長い列ができて大盛況だったでしょうね。
ちなみに、中国の建国記念日、国慶節は今年も7日間の連休があって、先日、明けたばかりなのですけど、この休みを利用して、お見合いをする若者が少なくなかったそうです。しかもハードスケジュールというか、効率を考えてお見合いをする人が多かったようで、新聞記事を読んだら、7日間で合計11人と会ったとか、もっと多いのは1日に5人という人もいたそうです。
中国、特に都会では、若者の結婚年齢が遅くなりつつあり、30歳を過ぎても結婚しない人が増えているようです。こんな年齢になると、親にしょっちゅうせかされるし、自分でも焦らないわけでもないんですが、仕事と生活のネットワークというか範囲が限られていることもあって、相手を捜してもなかなか見つからない、という人が少なくありません。すでに社会問題になりかかっていると思いますね。自ら交際の範囲を広げるのも大事ですが、そういった人のために、会社などは部署を超えた交流、もしくは社外交流の機会をどんどん作るのも必要なのではないかと思います。
日本でも、そういう問題があると聞いていますが、大体どうやって対処しているのですか?よろしければ、お手紙かEメールで教えてください。
さて、経済直行便、今日も情報満載でお伝えします。どうぞ最後までお付き合いください。(鵬)
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