大型連休真っ最中の北京。爽やかな秋らしい天気が続いています。この連休中、CCTV（中央テレビ）が10回シリーズのドキュメンタリー『ウォール街』の再放送を始めました。ウォール街の歴史を軸に、世界資本市場の200年の歴史を再現したこの企画は、CCTVが「金融」をテーマにした最初のドキュメンタリーで、足かけ3年がかり、制作費も史上最高のものだったと言われています。

　番組宣伝の短編に流れ出た以下のナレーションに、制作者がこの企画にかけた思いが映し出されています。

　「ウォール街を崇拝か憎しみかのどちらで見るのも正しくはないでしょう。それよりもこれまでの200年、この通りで作り出された富はその破壊された富よりずっと大きいことに注目してほしいです」

　＜今週の献立＞

　【ニュースフラッシュ】

　・国慶節連休中、訪韓中国人観光客は延べ6万人に

　・ 中国政府、不動産価格規制の措置を引き続き導入

　・ 閉幕前の万博、外国パビリオンの購入に地方政府が白羽の矢

　【中国ビジネス最前線】 9月29日、アメリカの著名投資家ウォーレン・バフェット氏とマイクロソフト創業者のビル・ゲイツ氏が北京で慈善晩餐会を開きました。中国社会にどのような波紋を投げかけたのかを紹介します。（Yan）