9月の北京は昼間はまだ暑く感じる時がありますが、夜はたいへん過ごしやすくなりました。一方、新疆では早々と初雪が降り、銀一色の世界になりました。
9月は、中国では新学年が始まる季節でもありますが、新学年開始後初の土曜日に、清華大学のアニメサークル「次世代」の自力運営による声優イベントが北京で行われました。日本から声優の緑川光さんと置鮎龍太郎がゲストに招かれ、アイドルに会いに来るため、上海、湖南、福建、マカオ、台湾!などからもアニメファン600人がけつけました。若者文化においては、日本も中国も境目がなくなってきていることを実感させたイベントでした。
こんな北京からお送りする今週の番組、前半は、大野が先日の浙江省取材で訪れた温州の漏電保護プラグメーカーの技術革新についてリポートします。後半は、日中両国を股にかけてビジネスを展開しているベンチャー企業の創業者・宋文洲さんのインタビューをお送りします。
宋さんは1963年、中国山東省の生まれ。今から25年前の1985年に、中国の東北大学を卒業し、国費留学生として北海道大学に留学しました。その後、コンサルタント業務と営業管理ソフトの開発・販売を手がけるソフトブレーン社を作り、2004年には東京証券取引所1部市場への上場に成功しました。昨年夏、宋さんは生活の拠点を東京から北京に移し、それに伴って、北京でもソフトブレーン社の主力製品の販売を始めました。24年ぶりの中国での生活で感じたこと、中国と日本のビジネス環境の違い、そして、変わり続ける中国の市場としての魅力などについてインタビューしました。(王小燕)
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