「北京の車の数は450万台を超えた。このまま増えていけば、来年は500万台を突破すると予想されている」というニュースを先週、見ましたが、北京の渋滞、もうどうしようかなと思ってしまいます。

　北京の車は目に見えて増えています。増加のスピードが予想を大きく超えてしまったので、駐車場の建設が追いつかなくて、仕方なく道路の両側に駐車してあるのをよく見かけます。特に、歩道に乗り上げて駐車するのもあって、とても歩きにくくて困ります。

　中国各地、とくに北京のような都会ではかなり車が多くて、道路の渋滞もひどくなっているのですが、中国の新聞社「中国青年報」が調査したところでは、今もなお、60％以上の人が車の購入を計画しているそうです。

　どうせ道路が込むから、バスに乗るよりマイカーのほうが心地よい、と思う人が多いのかもしれません。でも、このまま車が無限に増えるわけにはいかないですね。なんとかしてほしいと思います。

　さて、今週の番組では、そういった北京の車事情のほか、米フォード・モーター傘下の高級車ブランド「ボルボ」を買収した中国の「吉利自動車」にスポットを当て、買収以降の経営状況を中心にご紹介します。