中国人は遥か昔からお茶を飲む習慣がありました。特に中国南部、広東省、広州の人々はお茶を飲むのが大好きです。広州の人々は、お茶を飲むとき、美味しい軽食も食べます。これは点心と呼ばれています。
広州では、朝、家族あるいは友達と一緒にお茶を飲んだり、点心を食べたりしながらおしゃべりをする光景がよく見られます。これは、広州のヤムチャ文化です。
広州のヤムチャは、日本でも人気があります。特に香港式が多いです。ヤムチャとは、もともとは「茶を飲むこと」ですが、広東語の発音が「ヤムチャ」で、そのまま定着してきました。
ヤムチャに早茶、午茶、晩茶と夜茶があります。それぞれの時間帯にお客さんがいます。特に、早茶は、随分朝早くから飲んだり、食べたりします。広州のレストランは、朝からにぎやかになります。なんだか、日本で言うところの仕事帰りの居酒屋みたいです。
実は、ヤムチャを飲むというよりも、毎朝、友人たちとのコミュニケーションが重要になっています。しかし、最近、広州の若い人は早茶をしなくなり、夜茶を楽しむ人が増えています。これは都市発展の変化によるものです。(担当:任春生 吉野綾子)
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