第三十三条　中華人民共和国の国籍を有する者は、いずれも中華人民共和国の公民である。

　中華人民共和国の公民は、法の下に平等である。

　国は、人権を尊重し、保障する。

　すべて公民は、憲法と法律を規定する権利を有するとともに、憲法と法律が規定する義務を履行しなければならない。

　第三十四条　中華人民共和国の十八歳に達する公民は、民族、人種、性別、職業、社会的身分又は門地、信条、教育水準、財産状況、居住期限を問わず、選挙権と被選挙権を有する。但し、法律によっ　て政治権利が剥奪された者を除く。

　第三十五条　中華人民共和国の公民は、言論、出版、集会、結社、行進、デモの自由を有する。

　第三十六条　中華人民共和国の公民は、宗教信仰の自由を有する。

　いかなる国家機関、社会団体及び個人も、宗教の信仰又は不信仰を公民に強制してはならない。また、宗教の信仰又は不信仰によって、公民を差別してはならない。

　国は、正常な宗教活動を保護する。いかなる者も、宗教を利用して、社会秩序の破壊、公民の身体・健康への危害、国の教育制度に対する妨害を働いてはならない。

　宗教団体と宗教事務は、外国勢力の支配を受けない。

　第三十七条　中華人民共和国公民の身体の自由は、これを侵してはならない。

　すべて公民は、人民検察院による批准又は決定、或いは人民裁判所による決定を経て、公安機関に執行されなければ、逮捕されない。

　不法拘禁及びその他の公民の身体の自由を不法に剥奪又は制限する行為は、これを禁じる。また、公民の身体を不法に捜査する行為は、これを禁じる。

　第三十八条　中華人民共和国公民の人格尊厳は、これを侵してはならない。公民に対するいかなる形の侮辱、誹謗、誣告も、これを禁止じる。

　（つづき）

　（整理・仮訳：ken　チェック：田中）