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新疆の伝奇・トルファン

2009-07-29 14:08:53     cri    

 新疆ウィグル自治区の中部に位置するトルファンはオアシスと砂漠が入り混じる神秘なところです。ここには古墳、石窟、壁画など多くの古代文明の遺跡が残されています。

 トルファンは大陸性砂漠気候で、日照が多く、降水量が少なく、一日の中でも温寒の差が大きく「朝には綿入れ、昼には半袖、夜は火鉢を抱えてスイカを食べる」などと表現されます。地元の夏の最高気温は40度以上に達し、中国で最も暑いところと言われます。特に西遊記でも登場する灼熱地獄――火炎山の最高気温は80度にも達します。

 火炎山は西から東へトルファン盆地中央に横たわっています。地殻変動によりできた長いヒダの入った褐色の山肌は、夏場になりますと地表から立ち上る蜃気楼などの影響で山全体が燃えるように見えるため、火炎山とも呼ばれるようになりました。


火炎山(国際オンライン)

 火炎山の表面は赤色の土でできた岩肌で、草一本生えていませんが、山腹にある峡谷は緑が日差しを覆って水が流れ、オアシスのようになっています。 葡萄溝――葡萄の峡谷はここにあります。乾燥した気候で雨が少ないため、夏になりますと、多くのとても甘いフルーツが実ります。トルファンの耕地面積が400ヘクタールで、そのうち、葡萄の栽培面積は半分以上を占めており、葡萄の種類も500以上に達しています。


葡萄溝(国際オンライン)

 トルファンの自然風景は独特で、歴史遺跡も多いです。今まで発見された遺跡は90余りで、火炎山の麓にあるベゼクリク千仏洞が一番有名です。

 ベゼクリク千仏洞は中国南北時代(420年から589年)後期から唐、五代、宋、元にわたって作られ、西域を代表する仏教聖地の一つに数えられています。壁画は主に仏教故事をモチーフにしたものや千仏像などで、仏法の広い伝播やたくさんの善男善女の参拝を目的に作られたものです。


ベゼクリク千仏洞(天山ネット)

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