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•  CRI記者一行、安徽省銅陵市を訪問
 中国国際放送局・CRIの外国人専門家と中国人記者からなる代表団一行は10日、中国の南部に位置する安徽省の銅陵市を訪れました。これから4日間にわたり、取材を行います……
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取材記者
吉野綾子(日本:岩手県出身)
 中国との出会いは、大学の時です。京都の大学で重要文化財保存を専門としており、日本のものを扱うことが多かったのですが、文化的に中国なくしては日本の文化は語れず、自然に興味を持つようになりました。中国は私にとっては最も興味のある外国で、「いつかは行きたい」と思っていました。」2005年に北京に来て、2009年からCRIの日本語部で働いています。メディア機関で働くことは、また新たな目線で中国を眺める機会を与えてくれました。

沈圓(中国:北京市出身)
 私は日本語部に入りもう6年目になります。この前、雲南省へ旅行に行く途中、安徽省の空港で乗り換えたことがありますから、今回の安徽省へ足を踏み入れるのは2回目です。
 私の印象では、安徽省は中国の東南部に位置する美しいところです。気候もいいし、美人も多い……銅陵市はいったいどんな都市でしょうか。青銅をあちこちで見ることができるんでしょうか。みなさん、どうぞご期待ください。

記者日記
• 取材日記(4)
 本日は、実際に銅陵市で銅製品を制作している企業を訪ねました。
 まずは、銅陵市遠程芸術品有限責任公司の総経理(社長職に当たる)の藩凌松氏にお話を伺いました。1988年に創業を開始したこの会社は、安徽省の中で最も早く青銅器生産に着手した民間企業です。多くの銅製品の中でも、主に工芸品を制作しています。小型のものは、一般家庭用のオブジェ、大型のものは、銅像、博物館のレプリカ、屋外に設置されるモニュメント、レリーフがあります……
• 取材日記(3)
 本日は、市内からバスで30分ほど走り、古代の銅採掘の遺跡を訪ねました。
 「金牛洞古採鉱遺跡」は、銅陵県新橋郷鳳凰村にあります。この辺りまで来ると、にぎやかな市内とはうって変わって、すっかり長閑な田園風景が広がる農村地帯になります。
 あまり人影もなく遺跡の存在を示す看板がなければ、気づかないほどひっそりとしています。
 この金牛洞古採鉱遺跡は、80年代に、この地に鉄鉱資源があることがわかり……
• 取材日記(2)
 本日はしとしとと小雨が降る中、銅陵市内の公園で行われた第1回中国銅陵国際銅像芸術展の開幕式に行ってきました。この展覧会は、青銅器文化祭りのメインイベントでもあります。銅を経済資源だけではなく、文化資源として活用し、銅陵市の地位を高めるための新しい試みです公園で開幕式が行われたのには、理由があります。湖の傍に作られた公園内には、今回このイベントに出展した彫塑作家たちの作品が置かれ、公園が1つのギャラリーになっているのです。青空ギャラリーといったところでしょうか……
• 取材日記(1)
 今回、私が訪れたのは、安徽省の中南にある銅陵市です。安徽省の省人民政府が置かれている合肥から、バスで3時間ほど南下したところにあります。その面積は1113平方キロメートルで、安徽省の中でも小さい市です。現在、74万人が生活しています。何よりも市の特徴を示しているのはその名前です。「銅陵」は、「銅が産出する山」という意味です。ここは、遥か昔から、現在までの長い時間を経て「銅の都」としての地位を確立しました。そして、本日はさっそく銅陵の書記、姚玉舟氏にお話を伺ってきました……
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関連写真

• 販売されている銅製品

• 四喜人形と呼ばれる銅陵市の特産

• 市内のあちこちで見られる青銅器のオブジェ

• 銅陵市の姚書記インタビュー後の記念撮影
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訪問先の紹介
銅陵市紹介
 銅陵市は安徽省の中南部に位置し、安徽省の省人民政府が置かれている合肥から、バスで3時間ほど南下したところにあります。その面積は1113平方キロメートルで、安徽省の中でも小さい市です。現在、74万人が生活しています。
 長江のすぐ東にあるこの市は、長江の恩恵を受け発展してきました。そして何よりも市の特徴を示しているのはその名前です。「銅陵」は、「銅が産出する山」という意味です。ここは、遥か昔から、現在までの長い時間を経て「銅の都」としての地位を確立しました。
 銅の採掘の歴史は、今から遡ること3500年。商(殷)、周時代に始まりました。周辺からは、銅の採掘の跡や、実際に青銅器が出土し、その歴史を物語っています。青銅文化は、殷の遺跡が発見されてから、黄河流域の発展した古代文明の証として、知られていますが、各地で発掘が進むにつれ、長江流域でも同じように青銅器が多数出土し、文明の存在があった可能性が示されています。そんな古代の青銅器文明の源となった銅陵は、その後も銅を資源とし、産業を発展させ続けてきました。今では、銅のみならず、「銅陵の8つの宝」といわれる金、鉄、銀など多くの鉱山資源を産出するエリアとなっています。
 銅陵では、毎年この時期に「青銅文化祭り」を開催しています。今年で11回目を迎えました。文化まつりの期間中は、青銅器に関するフォーラムや、展示会などが行われるそうです。