Sòng bié
送 别
Gē qīngyànzi yănchàngzŭ
歌: 青燕子 演唱组
中国で1920年代に歌われた曲です。李叔同(弘一法師 1880—1942年)が日本留学から帰国後に、日本の犬童球渓が作詞した「旅愁」をもとにアレンジしたものです。友人との別れの思いを、叙情的に表しました。
中国の昔からの別れの世界を再現したものです。送別の場所「長亭」で別れの酒を飲んでいる二人の友人は、目に見えるもの、耳に聞こえるものは、古道、見渡す限りの草地、風に揺れている柳の枝、山々に沈んでいく夕日、笛の音などです。いつ再会できるか分からない二人。別れを前に言葉が出てきません。
外国のメロディに中国古典の歌詞という完ぺきな組み合わせで、70年以上経った今でも、人々の心を動かし、多くの人から支持されています。
絵画、新劇、文学、仏教など教養豊かな李叔同しかできない歌です。
李叔同は1905年に東京美術学校と音楽学校(現在の東京芸術大学)で、西洋絵画と音楽を学びました。1910年に帰国し、1918年に出家しました。
Chángtíngwài gŭdàobiān fāngcăobìliántiān
*长亭外 古道边 芳草碧连天
Wănfēngfúliŭ díshēngcăn xīyángshānwàishān
晚风扶柳 笛声残 夕阳山外山
Tiānzhīyá dìzhījiăo zhījiāobànlíngluò
天之涯 地之角 知交半零落
Yīhúzhuójiŭ jìnyúhuán jīnxiāobiémènghán
一壶浊酒 尽余欢 今宵别梦寒*
(*から*までは繰り返し)
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