北京はこの頃、夜の最低気温が10度を切り、秋らしくなってきました。街角では、季節の移り変わりを感じさせる、もう一つの風物詩が見られるようになりました。焼き芋の行商です。自転車の荷台の片方にドラム缶を改造して造ったストーブを立てて、そして、その脇に、さらに、車輪をもう一つつける。
北京の町がどんどん整備されてくるにつれ、最近では、この焼き芋の屋台を見るチャンスが少なくなりました。だから、たまに見かけると、うれしくなり、ついつい買ってしまいます。ひんやりと感じる北京の秋に、香ばしい焼き芋の香りがしてくると、心まで温まります。
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さて、中国人にとって、中秋節が過ぎてから、今度はもう一つ伝統的な祝日があります。日本で言いますと、敬老の日にあたる「重陽節」、旧暦の9月9日です。今年の10月7日は、この重陽節に当たります。
今週の番組は、重陽節にちなんで、中国の高齢者にスポットを当ててみます。先日、北京市第11回中高年健康パフォーマンス大会を中心に、中高年の健康づくりと中高年向けのビジネスについてお伝えします。今回の健康パフォーマンス大会のたった一人の外国人参加者で、早稲田大学交換研究員の田邊潤さん、に特別ゲストとして出演していただきました。(Yan)
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