もう今年も9月に入りました。北京はもう秋です。夜の気温は20度を切りました。過ごしやすくなりました。

　中国は後2週間すれば、旧暦の8月15日になり、伝統的な祝日、中秋節です。職場では、さっそく月餅が支給されました。月餅とは、中国人が中秋節のときにかならず、食べる丸い形の餡入りのお菓子です。日本ではお中元やお歳暮の時に、お世話になった人にちょっとした品を送る習慣があるのと同じように、中秋節の時、中国人は目上の親戚の人や、お世話になった人に月餅を送る習慣があります。

　この月餅のことですが、今年は例年と違った動きが出ています。それはパッケージ、過剰包装をしないという喜ばしい動きです。例年の月餅は中身だけでなく、いかにして、見栄えを良くしようと、箱やデザインなどに工夫が凝らしていたため、資源の無駄遣いだと批判の声が多かったです。やっとこれで、是正の動きが出てきたので、個人的にたいへん嬉しく思っています。

　さて、北京オリンピックのため、しばらく、予定の変更をして特別番組をお送りしてきましたが、今日は久しぶりの【経済直行便】です。今日の番組で、まずは今週の経済ニュース、「これに注目」のコーナー、月餅の包装がシンプルになった背景をご紹介します。

　つづいて、「中国ビジネス最前線」は、このほど、上海で正式にオープンした、世界最高ランクの摩天楼に数える「上海環球金融センター」（上海ワールドフィナンシャルセンター）の話題です。劉叡琳アナウンサーが先日取材してきました。今週もどうぞ最後までお聞きください。（王小燕）