北京五輪はあっという間に終りました。名残惜しく思っています。16日間のスポーツと平和の祭典。204カ国から11526人の選手が参加し、38の世界新記録が生まれ、数多くの感動が残りました。
今週の番組は、いつもの予定を変更し、北京オリンピックを振り返る特別番組を放送します。月曜日から水曜日まで、三回シリーズで放送するこの特別番組は、競技以外のところで生まれた五輪物語をお送りします。
東四街道の住民たち ボランティアの孫茂芳さん
月曜日、一回目のテーマは、市民が語る五輪です。
「オリンピック」をキーワードに町おこしをしている北京の東四街道の人たちの取り組みや、五輪開催をモラル向上のきっかけと捉え、ボランティア活動に静を出す孫茂芳さん(66歳)、故郷の浙江省から自転車で北京まで観戦に来た魯民さん(47歳)、インターネットユーザーの協力を得て、自ら建設にかかわった「鳥の巣」スタジアムで観戦する夢をかなえた出稼ぎ労働者・冷保さん、北京の五輪開催を東洋文明と西洋文明の対話と捉え、作品の創作に励んだアーティスト・陳錦芳さん(72歳、ニューヨーク在住。)などのストーリーをご紹介します。
アーティスト・陳錦芳さん 出稼ぎ労働者・冷保さん
様々な人が北京でのオリンピック開催に、様々な思いを寄せて頑張っています。
1932年、陸上選手・劉長春選手がたった一人の中国代表としてロサンゼルス大会の競技場に立ったことは、「一人のオリンピック」として歴史に残りました。2008年北京オリンピックは、一人一人のオリンピックなのです。
なお、火曜日は、特別番組の第二回、「日本人が語る北京オリンピック」をお送りします。(王小燕)
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