日本はまだ梅雨の真っ最中のようですが、本来は梅雨のない北京は、今年は梅雨が来たように良く雨が降っています。気象部門の話では、内蒙古上空に蟠っている冷たい空気の影響で、この6月の北京の降雨量は、ここ十年で一番多い年となったそうです。今週も、雨が頻繁に降るようです。
さて、先週の日曜日(6月29日)は、四川大地震が起きて、49日目の日でした。日本も同じ風習があるようですが、なくなった方を弔うために、四十九日の供養を行ないます。四川では、一部のエリアで一日前もって、つまり、48日目に供養する習慣があるので、この日、被災地では、なくなった家族を弔う方たちが数多くいました。北京でも、一部のアーティストたちは現代アートの形で、犠牲者を偲ぶ集いが開かれました。
一方、北京の町は五輪に向けてラストスパートに入りました。五輪のメインスタジアム「鳥の巣」の完工、地下鉄で実施し始めたセキュリティチェック、市内と空港を16分で結ぶ電車のテスト運行の開始、公衆トイレの標識の再設置などです。五輪の足音が聞こえてきそうな北京からお送りするこの番組は、今週は大連のソフトウェア産業の歩み、北京のテクノパーク・中関村が省エネと環境保護における取り組みをご紹介します。(王小燕)
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