7日、中国新聞社によれば、2007年、新疆ウイグル自治区で新たに埋蔵量189億8000万トンの石炭資源を発見したと、新疆国土資源庁が発表した。今後、中国のエネルギー資源戦略備蓄地の基盤となる。
新疆国土資源部門によれば、新たに発見された石炭資源は主に準東炭田の岌岌湖西炭鉱、五彩湾露天炭鉱などの鉱区に集中しており、そのうちジュンガル盆地東部地区の石炭埋蔵量は3700億トン以上に達し、新疆の火力発電や化学工業産業発展の重要な基盤とされることがすでに決定されている。
同地区の豊富な石炭資源を開発するため、2007年11月、新疆ウイグル自治区区都のウルムチでは準東鉄道を建設するとともに、国家電力網が220kV(キロボルト)の五彩湾送電・変電所を建設。この2大プロジェクトとともに準東炭田開発に必要な電力が供給されることになる。
新疆の石炭資源埋蔵量は2兆1900億トンにのぼると見られ、中国の埋蔵量全体の40%を占めているが、地理的な問題から輸送コストが高いため、現地政府が火力発電、化学工業などに転換することで、沿岸部などの市場に供給する計画となっている。現在、新疆での石炭は年産5000万トン前後だが、国の主導により2020年までに、現在の中国における総生産量の倍以上となる10億トンに増やす計画だという。(レコードチャイナより)
|